国民文化研究所



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中国語で考えるんだ、中国語で!

こういうお話しがありました。

米国の鳥よけ装置効かず、鳴き声を“中国語”に変更

なるほど、そういうこともあるんですねぇ。さすが共産圏は違いますね。これがスターリン言語学というヤツなんでしょうか。――って、ほんと全然違いますから。たぶん、生態系的に天敵の内容が違うのではないかと思うわけですよ。

今回のタイトルに、今ひとつまだピンと来られていない方は、この映画でも見てください。
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by kokuminbunka | 2005-03-27 12:36

格物窮理と自然学

福沢諭吉の「科学のススメ」―日本で最初の科学入門書「訓蒙窮理図解」を読む

という本がでるそうです。で、紹介のトコロに、〈「窮理」=当時の言葉で、科学全般、特に物理学のこと〉とあるのですが、これはいかがなものかと思わなくもなく。

本来「窮理」は、儒学におけるところの「格物窮理」に由来するものであり、この四文字熟語がつづまって、「物理」になったというのは衆目の一致するところなのであります、って誰れだオマエは。

まぁ、それはさておき、宋の程伊川は、一事一物の理を窮めてゆけば、ある瞬間に「豁然貫通」するに至ると、まぁ禅宗テイストなことを言ったわけでありますが、とにもかくにも、「格物・致知・誠意・正心・終身・斉家・治国・平天下」といういわゆる「八条目」の第一の工夫(くふう)として、この「格物致知」を位置づけたわけであり、その意味では、およそ自然科学とは縁のないことばであったともうせます。

ところが、19世紀の中葉になりまして、ヨーロッパの――とくにプロテスタント系の科学知識が入って参りますと、その精緻さに驚くわけですよ、儒学者ですらも。そのなかで特に注目されたのが数学であり、その延長上にある物理学でありました。まだ、そんな名前は付いてませんが。

たしかに、朱子学における「理」の大系もそれ相応に精緻だったわけで、森羅万象、人間の特性、行き方来し方すべてが陰陽五行で説明がついたわけですから、たしかにそれはすごい。sごいけれど、やはりそれは形而上学でしかなかったと申せます。そのため、むしろ西洋のphysicsをこそが「窮理」であると考えるようになった人々が現れるようになり、かくて格物窮理の学はその出自を離れて新たな意味を持つようになったのであります。

で、こういう事態は、physicsそれ自体においても起きておりまして、そもそも、このphysicsはギリシア語のphysikeすなわち自然学に由来することばでありました。つまりこちらも、まことにもって思弁性の高いトコロからやってきたのだと申せます。

まぁ、お里が知れたからといってどうこう言うわけではないのでありますが、遡れば遡るほど学問というのは源を一にしていくのだなぁということを知り、専門分化でタコツボ化している現状を思い、カニと戯るわけであります。
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by kokuminbunka | 2005-03-26 17:16

オリエンタリズム

オリエンタルのリズム――ではありません。

こういうニュースがありました。

【国際結婚10%時代】アジアからの花嫁が泣いている
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/03/22/20050322000006.html

日本の話ではありません。韓国のお話しです。まことに残念なことにこの原記事を見ておりませんので何とも言いがたいのですが、韓国でも「アジア」と書くのだなぁと思った次第。この「アジア」に韓国が入っていないのは、自明であります。「アジアから」来る以上、そこは非「アジア」でなければならないのであり、畢竟みずからを「アジア」と見做していないことを意味します。

「あたしアジアに行きたい」とのうのうと曰う方を見かけるたびに、「何をぬかしてんだ、コラ」と思い切り突っ込んでやりたくなるのとちょっと似てます。

おめでとう東方礼義之国。おめでとう脱亜。どこに入って行くのか、是非教えてください。東方君子国はエラいところに突っ込んでしまいました。
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by kokuminbunka | 2005-03-22 22:17

恐れ多くも畏くも

地震すごかったみたいですね。当方も先日福岡に行って来たばかりだったので、なんとなく気をもんでしまいます。しかし、恐れ多くも畏くも、この大地震を予知した神が坐(ましま)したまふとぞ云ふ。

佐賀県みやき町白壁の千栗八幡宮(東正弘宮司)でお粥で占う恒例神事で、

> 珍しく「地震に注意」と出たため、東宮司は「心を落ち着けて良い年に
> なるよう祈りましょう」と参拝者に呼びかけた。

そうです。

とぴっくす:お粥試しは「地震に注意」 /佐賀
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050316/saga.html
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1034565/detail
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050316-00000178-mailo-l41

祈りが足りなかったのかどうか分かりませんが、まぁ、なんというか不思議な占いであります。


おまけ 「気象庁は何をやっている」 ネチズンの非難殺到
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/03/20/20050320000026.html

「日本 のNHKを見ながら地震状況を把握しなければならない国民の心情が分かるのか」

というのは、なんとなく分かりますが、とりあえず受信料払って下さい。っていうかソウルでNHK-BSが見られたのは不思議だったなぁ。
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by kokuminbunka | 2005-03-21 22:09

とりあえず、生きてます

どこかで「竹島の日」ができたそうで、「へぇ、そういうモノなんだねぇ」みたいな感慨に耽っていたわけでありますが、対抗して「対馬の日」が出来たそうです。

韓国の市議会が「対馬の日」条例 竹島問題、交流に影

「なんなんだその泥仕合は」
http://www.asahi.com/politics/update/0318/006.html

と言いたくもなりますが、それよりも何よりも、どこかで、「任那の日」とか、かなり微妙にして、かつ見かけたら腹を抱えて笑い転げそうなことをやる人間が出てきたらどうしようと、意味もなくドキドキしてしまっていたりするわけであります。

他にどんな日が考えられるか、挙げてみましょう。

「広開土王の日」
「渤海の日」
「青島の日」
「親魏倭王の日」
「国姓爺合戦の日」
「義経渡蒙の日」

……段々怪しくなってきました。っていうか、「記念日」という行為自体、「怪しい」のですがね。
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by kokuminbunka | 2005-03-19 22:04

だらだら思想研究……国民文化をスノッブかつペダンティックに研究しております。
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