竹島及鬱陵島/奥原碧雲(著)
まことに不勉強をさらすようでございますが、この「ハーベスト出版」という書肆を当方は存じ上げておらなかったのであります。
で、内容は今から100年前に実施された島根県による竹島調査記録の再版なんだそうです。まぁ、竹島本は、まったく世の中に流布しまくっておるわけですが、なにが注目すべきであるかと申しますと、並製本126ページ・950円というお値段でありましょう。ハッキリ言ってこの値段のおかげで買う気になったのですが、どうも一般流通していないようで、直販で頼むしかないみたいなのがどうにも面倒です。
あの島が、独島であろうが竹島であろうが、どちらにせよ、もはや日本人はそんなもので、ナショナリズムを喚起されるほどウブじゃないと思うのですよ。まぁ、カニの存亡がかかってくるというのであれば、喚起される人もいるでしょうが。