国民文化研究所



『苟も日本人なら知っておくべき教養語』

林 秀彦著 PHP研究所刊 ¥1,300(税込:¥1,365)
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?bibid=02481054&aid=ex

ああ、どうなんでしょうねぇ、「苟も日本人なら知っておくべき 教養語」ですからねぇ。まぁまぁ、どうにもこうにもです。

で、紹介文を拝見いたしますと、「薫陶、終の栖、蠢く、融通無碍、うまし国」なんてのがあるそうですよ。「漢語って日本語じゃねぇじゃん」という、ナショナリスティックを通り越して、とてもネイティヴィズムな発言をしようかなぁと思わないわけでもありますが、どちらかというと、近代以降に定着したさまざまなヨーロッパ語について真摯に考えた方が、「苟も日本人なら知っておくべき」なのではないでしょうか。

「モダーン」なんてのは、当方のような稼業にとっては、特殊な意味をもつのでありますが、まぁ、それはいいとしまして、一番取り上げたいのはやはり「~的 -tic」でしょうか。漢語を使うにしても、「苟も日本人なら」こんなインチキな日本語を使っちゃぁいけませんな。

・国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書より
「もと中国、宋・元の俗語で「の」の意味を表す助辞であったものを、明治以降、英語の -tic を有する形容詞の訳語に用いたことに始まる」
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%C5%AA&kind=jn&mode=0&jn.x=3&jn.y=15
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by kokuminbunka | 2004-09-19 09:29
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