国民文化研究所



『国民国家形成期の地域社会 近代茨城地域史の諸相』佐々木 寛司編 岩田書院刊 \6,195

http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?bibid=02439228&aid=ex

あー、国民国家の形成ってのが微妙ですが、これを地域社会ということでまとめようってのが面白いかもしれません。

で、パラ読み拝読したのですが、なんか前近代のはなしは、水戸学しかなくて、しかもみんな『新論』がらみってのはどうでしょう、と思わなくもなく。ただ、水戸学というか『新論』における主張が、国民国家の形成時に言説として展開したことは否めない事実であり、やはりそこら辺に落ち着くよねぇと納得することしきり。

やはりそこで気になるのが、近世と近代との連続と不連続なわけですが、まだまだ水戸学というのは政治的なイデオロギーのレベルでしかとらえられていないのがじつに以残念なことなのであります。その意味では、この本で取り扱われている『新論』は、近世思想の文脈で『新論』がどう読めるか(読まれたか)を論じているわけで、「へぇそういうものなのですか」とぼんやり納得しては、じっと手を見るわけです。
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by kokuminbunka | 2004-07-22 00:05
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